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29歳男性(卒後5年目、小児外科専攻2年目)

小児外科医のライフスタイル

朝は、業務の始まる1時間前に病棟に出勤します。少し早めに行くのは、採血やルートキープなどのためにでもありますが、昨夜から今朝にかけて患児の状態を少しでも早く把握し、少しでも早く対応するためです。そうするのと同時に、1日のDutyを再確認しておきます。小児外科で診る疾患の特徴として予定外であることが挙げられ、そういった予定外のシチュエーションでは、仕事の優先順位をつけ、迅速に対応していくことが求められるからです。やれることはやれる時にやっておくというのが、私の姿勢です。

業務、これはすなわちチームでやる仕事ということですが、これには、回診、手術、消化管造影などの透視下の検査、カンファレンスなどが挙げられると思います。回診、手術、消化管造影などの透視下の検査はチームで日中に行われます。そして、一日の最後の業務としてカンファレンスが行われます。ここでは、担当医が患児の状況をプレゼンテーションしてチーム内での情報共有を行い、治療方針などを議論します。カンファレンスが終わると、次の日の準備にとりかかります。準備というのは、文字通りオーダーの他、文献にあたって日中の業務中に湧いた疑問を解消するというのも含まれます。小児外科で診る病気の中には一生出会うかどうかといった稀な疾患も意外に多く、1例1例経験したことを記録しておくこともあります。その他、学会の準備をしたり、自分の気になる疾患やトピックに関して、文献を読む時間も作っています。

といった感じで、平日はあっという間に過ぎてしまうのが常で、24時間が短く感じられてしまいます。一方休日は、家族と、時間の流れをよく感じるようにまったり過ごしていることが多いです。2歳の息子と二人で近くの公園まで散歩に行くことが多いですが、遠出することもあります。今は一人前の小児外科医になるために、時間の使い方としては仕事と家庭で7対3になっており、家族の理解に支えられている日々です。

成人領域では治療は確立してQOLを追求する段階にきている疾患も多い一方、小児外科で診る疾患は、で未だ病態のわかっていないものも多く、また治療法があっても満足いく結果が得られてはいないことも多いです。『未だに分からないことがたくさんある』というのは探究心が実にかきたてられます。学生時代のポリクリで、よくわからないけどそれがいいなというので選んだ仕事ですが、今は心から楽しんで仕事をしています。